福井市近郊の鷹巣・越廼・河野では、産卵や餌を求めて回遊する魚群を海岸から沖合いに向かって張った網(定置網)で獲る定置網漁業を行っています。
この定置網では、夜が明ける前から魚を獲ります(網起し)が、福井市場の通常のセリが朝5時から始まるため間に合いません。
そのため、本来であれば翌日のセリに並びますが、各漁協の協力を受け特別に朝7時40分からせり「近海今朝(あさ)とれ市」を行っています。
ただ、当日に網起しをしてみないと漁獲量が分からず、また、時間がないため漁協で選別ができない日もあり、卸売業者である福井中央魚市㈱の社員が大慌てで選別作業をしています。
しかし、福井市場水産関係者としては、鮮度の良いものを少しでも多くの消費者の方々にお届けしたいとの一念から、日夜努力していますので消費者の方も一度ご賞味ください。