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青果部、水産物部で初市式を執り行いました

花卉部では昨日はつせりが行われましたが、青果、水産物両部では本日1月5日木曜が令和5年最初の開場日であり、早朝のせりに初せりが行われました。
両部とも初せりの前には、本市場の開設者である福井市の東村新一市長臨席の下、はついちしきを盛大に執り行いました。

さて一周前の癸卯きぼう/みずのとうの歳は昭和38年でした。この年はさんぱち豪雪で有名ですが、福井食品卸売市場改善審議会という名の審議会が設置された年でもありました。ここでの審議が、後の福井食品卸売市場(田原町市場)の廃止と、福井市中央卸売市場の開設に発展しましたので、本市場にとりまして、又この圏域の流通全体にとりましては、発展の種子をいた実に重要な年であったと言えましょう。なお三八豪雪に見舞われた時には、市場に商品が入荷せず、各業者連日休業とするほかなかったそうです。

来年には、北陸新幹線福井駅開業という、百年に一度と言われる、地域活性化にはこの上ない好機が到来いたします。本市場も生鮮品の安定供給という使命を果しながら、この好機を逸することなく、これを栄養豊富な肥料と捉え、今年を将来立派な花を咲かすために種子を播き終える最終準備の年と考えまして、関係者一同それぞれの立場で業務に邁進しますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

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